「売上、上げなきゃ」
「もっと稼がなきゃ」
「このままじゃ、続けていけない」
数字を見るたびに、胸の奥がきゅっと締まる。その焦りに、覚えがあるだろうか。
言っておくけど、稼ぎたい気持ちは悪くない。——むしろ、ものすごく自然な気持ちだ。
ただ、売上を追うほど苦しくなっていくなら、一度だけ立ち止まってほしい。
その苦しさを「努力が足りないせい」で片づけないでほしい。
たぶん、頑張りが足りないんじゃない。——どこかで、自分を置き去りにしたまま走っているサインだ。
責めているんじゃない。僕自身がそうだったから、言っている。
始めたときは、ちゃんと届けたい想いがあったはずだ
最初は、誰かの役に立ちたかった。
自分が通ってきた経験を、同じ場所で止まっている人に渡したかった。
伝えたい言葉が、確かに自分の中にあった。
——あなたが始めた理由も、きっとそこにあったはずだ。
でも、続けているうちに、見る場所が変わっていく。
申し込みの数。
今月の売上。
投稿への反応。
フォロワー。
そして、隣で伸びている誰かとの比較。
——気づけば、その数字ばかりを目で追っている。
そして数字に近づくほど、皮肉なことに、
——最初に握っていたはずの想いから、少しずつ遠ざかっていく。
「売りたい」が前に出た瞬間、想いは透けて薄くなる
お金は要る。
生活がある。
結果も出したい。
——それは、逃げようのない現実だ。なかったことにはできない。
でも、その焦りが強くなりすぎると、
書く文章も、毎日の発信も、組み立てたサービスも、
——気づかないうちに「売りたい」が一番前に立ってしまう。
受け取る人は、それを言葉以上に敏感に感じ取る。
本当に届けたかったはずの想いが、
——その焦りに押し下げられて、薄く透けていく。
正直に言う。これは、今の僕にも起きる。
——売上が見えてくると文章に焦りが乗る。読み返して気づける日もあれば、後から赤面する日もある。僕もまだ途中だ。きれいな顔をして語れる立場じゃない。
お金が悪いんじゃない。自分を置き去りにしているだけだ
世の中は「苦しいのは、まだ努力が足りないからだ」と言ってくる。
——でも僕は、そうは思わない。
本音とズレた商品を、無理やり売ろうとしているから。
隣の誰かと比べて、自分の値打ちを測り続けているから。
——つまり、自分自身を置き去りにしたまま走っているからだ。
——その苦しさは欠陥じゃない。方向がズレかけていることを教えてくれる、軌道修正のサインだ。
勘違いしないでほしい。「お金を諦めろ」なんて一言も言っていない。
——お金を取りに行く前に、自分の真ん中を一度だけ整える。順番を入れ替えるだけだ。それだけで、同じ売上でも苦しさの質がまるで変わる。
売上はゴールじゃない。人生を進めるための燃料だ
RE:STARTは、売上を否定しない。
——むしろ、ちゃんと売上を上げてほしいと本気で思っている。
言いたいのは、順番のことだけだ。
売上はゴールじゃない。その先の人生を進めるための燃料だ。
燃料を入れる前に、まず行き先を確かめてほしい。
——向かう場所を決めずに満タンにしても、ただ速く迷子になるだけだから。
その売上の先に、どんな暮らしと時間を作りたいのか。
——売上は人生のためにある。人生が、売上のためにあるんじゃない。
あなたは、何のために売上を上げたいのか
あなたは、何のために売上を上げたいのか。
明日への安心が欲しいのか。
見下してきた誰かを、見返したいのか。
時間と選択の自由が欲しいのか。
それとも、どうしても届けたいものが、心の中にあるのか。
どれが正解、なんてものもない。
——ただ、ここで出てくる答えだけはごまかさないでほしい。その一行が、自分を置き去りにしない働き方の、いちばん最初の入口になる。
売上を上げたいなら、
自分だけは、置き去りにしないこと。
想いがちゃんと宿った仕事は、時間はかかっても、必要としている人のところへ静かに届いていく。
——一度に変わらなくていい。今日すぐ何かを変えなくてもいい。ただ、自分の真ん中を握り直した仕事は、遠回りに見えて、結局いちばん遠くまで連れて行ってくれる。僕も、そこを信じてここまで歩いてきた。
売上と想いのバランスを、一緒に握り直す
言葉も、サービスも、届けたい相手も、どこかでズレてきた。そう感じる方は、ブランディング相談へ。
自分の真ん中から、もう一度組み立て直す時間として使えます。
一人で抱えて苦しくなっている方は、伴走プランへ。
焦らず、人生と仕事を少しずつすり合わせていく、3ヶ月・半年単位の伴走です。