僕は昔、休みの日のソファで天井を見上げたまま、半日を溶かしたことがある。
やることは山ほどあった。
なのに、体も心も、一ミリも動かなかった。
そして夜、自分にこう言い聞かせた。
——「結局おまえは、怠けてるだけだ」と。
でも今ならわかる。その自己評価は、半分しか合っていない。
夜になると、また自分を責める
朝、起きても何もしたくない。
スマホをいじって、時間だけがどんどん過ぎる。
やるべきことは、ちゃんと頭にある。
——なのに、動けない。
そして夜が来ると、
——「今日も、何ひとつできなかった」と、また自分を責める。
その責めが、明日ぶんのエネルギーまで先に削っていく。
——そうやって、抜けられないループに入る。
この夜の感じを、僕は何度もくぐってきた。責めてるんじゃない。僕自身がそこにいたから言える。
「怠け」以外の理由が、いくつもある
この世の中は、動けない人にすぐ「怠け」というラベルを貼る。
——でも僕は、その決めつけを疑っている。
本当は、ただ疲れきっているだけかもしれない。
本音と違う方向へ、無理に進もうとしているのかもしれない。
心の奥では、もうその道を望んでいないのかもしれない。
——あるいは、エネルギーそのものが枯れているのかもしれない。
この4つは、世間ではまとめて「怠け」で片づけられる。
——でも、全部ちがう症状で、必要な手当ても全部ちがう。
枯れている状態で動くと、もっと枯れる
気合いで動こうとする。
無理やりポジティブになろうとする。
——そしてまた、もっと頑張ろうとする。
——はっきり言う。内側が枯れている時に無理やり動けば、残りわずかな自分まで燃やし尽くすだけだ。
枯れた井戸から、いくら水を汲もうとしても出てこない。
——まずは、井戸に水が流れ込むのを待つ時間がいる。
その待つ時間を「怠け」と呼んで、自分を殴らなくていい。それは回復であって、サボりじゃない。
責めない。でも、放置もしない
RE:STARTは、
やる気が出ない人を、責めない。
ただ、
——止まったままの自分を、そのまま放っておくわけでもない。
なぜ、動けないのか。
何に、ここまで疲れているのか。
——そして本当は、どこへ向かいたいのか。
まずはそこを、責めずに見つめ直す。これがSELFの最初のステップ、立ち止まって自分の声を聴くということだ。
正直に言えば、僕もまだ途中で、動けなくなる日がある。
——それでも、責める代わりに見る。そこからしか、再起動は始まらない。
何を、無理して続けているか
あなたは今、何に一番疲れているだろう。
やる気が出ないのは、本当はもう続けたくない何かを、無理に握りしめているからじゃないだろうか。
答えは、すぐ出なくていい。
——「無理して続けているもの」の正体に、自分の言葉で触れるだけで、内側の何かが動きはじめる。
やる気が出ないのは、
怠けているからじゃない。あなたの声が、止まれと言っているだけだ。
すぐには変われない。簡単に変われるとも言わない。
——でも、自分の状態を責めずに見られたその日から、人生は静かに、確かに、こっちへ戻りはじめる。
「動けない理由」を、責めずに見る
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