できなかった自分にも、
理由がある

できなかった。続かなかった。逃げてしまった。
——その自分を、「ダメだから」のひと言で終わらせる前に、
止まった理由のほうを、見てほしい。

この記事を読んでほしい人 できなかった自分を、もう何年も責め続けている人

あの時できなかったのは、本当に「弱さ」のせいだったか。
続かなかった。
動けなかった。
逃げてしまった。

そのたびに、
——「自分が、ダメだから」で話を終わらせてきた。手っ取り早い結論だからだ。

でも、その結論は早すぎる。
——一秒で自分を切り捨てるから、止まった本当の理由が見えなくなる。責めてるんじゃない。僕がずっと、そうやって自分を片付けてきた人間だから言ってる。

人は、理由もなく止まるわけじゃない

人は、
——理由もなく、止まったりしない。足が動かなかったなら、動かなかっただけの何かが、必ず奥にある。

本当は怖かった。
もう、とっくに疲れきっていた。
やると言いながら、心の底ではやりたくなかった。
——自分の願いじゃなく、誰かの期待のほうに応えようとしていただけかもしれない。

「できなかった」の裏には、
——いつも、こういう背景が隠れている。それを見ずに「弱いから」で済ませるのは、傷の上から絆創膏を貼り続けるのと同じだ。

背景に触れないまま気合いだけで進んでも、
——人はまた、まったく同じ場所で、同じように止まる。

怠けじゃなく、ズレを知らせるサイン

続かないこと。
動けないこと。
逃げてしまうこと。

世間はそれを、まとめて「怠け」と呼ぶ。
——でも僕は、その決めつけを信じていない。止まるという反応は、ただのサボりじゃなく、「ズレてるよ」という心からの知らせのことがある。

——本音とは違う方向へ、進もうとしている。
——自分には合わないペースで、走らされている。
——本当は嫌なのに、誰かのために無理を重ねている。

そういう時、
——心と身体は、「止まる」という形で、こっちの代わりにブレーキを踏んでくれている。

だからそのブレーキを、「ダメな自分のせい」で踏みつぶさないでほしい。
——責めるより先に、なぜそこでブレーキが要ったのかを、しゃがんで見てやってほしい。

理由を見ないまま気合いで進むと、同じ場所に戻る

理由を見る、と言うと、
——それを「言い訳づくり」と取って、嫌がる人がいる。

——でも、まったく違う。

言い訳は、責任から逃げるための言葉。
理由を見るのは、原因に近づくための作業。向いている方向が、正反対だ。

正直に言うと、僕も長いあいだ、ここをはき違えていた。「ちゃんとした人でいなきゃ」「周りにどう見られるか」ばかりを気にして、止まった理由から目をそらし続けた。完璧にやれそうにないことには、最初の一歩すら踏み出せないまま、何年も過ぎた。

理由を見ないまま、根性だけで突っ込んでも、
——気づけば、同じ景色の同じ場所に、また戻ってきている。

だから、一度止まる。
だから、ちゃんと見る。
——次の一歩を、今度こそ前へ進めるための、地味だけれど欠かせない作業だ。

責める前に、なぜできなかったのかを見る

RE:STARTでは、
できなかった自分を裁く前に、
——なぜ、できなかったのかのほうを、先に見る。

できなかった事実の奥にこそ、ここから変わっていくためのヒントが埋まっているからだ。

できなかったのは、努力が足りなかったからじゃない。
——努力する方向が、そもそもズレていただけかもしれない。

——だとしたら、自分を責める必要なんてない。力を注ぐ場所を、合うほうへ置き直せばいいだけだ。

本当は、なぜできなかったのか

いま「できなかった」と責めているのは、何についてですか?
そして——本当は、なぜできなかったのだと思いますか?

最初に浮かぶ答えは、きっと「ダメだから」だ。
——でも、そこで止めないでほしい。もう一段だけ、奥まで降りていい。

怖かったのか。疲れていたのか。本当は望んでいなかったのか。その問いを自分に渡すことが、立ち止まって自分の声を聴くということだ。うまく言葉にならなくていい。ひと言だけでも、それは今のあなたの本音だ。

できなかった自分にも、
理由がある。

その理由を、ちゃんと見てやれた時、
——次の一歩は、静かに変わりはじめる。すぐじゃなくていい。今日明日で人は変わらないし、僕だってまだ途中だ。それでも、自分を責める手をいったん止めて、止まった理由のほうを見る——その小さな一歩から、ちゃんと進み直せる。

— Next Step

「できなかった」を、責めずにほどいていく

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責める代わりに、背景を見る

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— RE:START

人生は、何度でも始め直せる。

読んで気づいたことを、自分の言葉にする場所があります。
誰かに相談する前に、まず自分の声を聴く。それだけでいい。