ダメな自分を消そうとするほど、
人生は苦しくなる

弱い自分を消したい。
——その願いほど、あなたを二つに引き裂いていく。
消す前に、立ち止まって見るものがある。

この記事を読んでほしい人 弱い自分やダメな自分を消したいと思っている人

弱い自分を、消したい。
逃げる自分を、消したい。
怠ける自分を、消したい。
すぐ諦める自分を、消したい。

——そう願ったことは、ないか。

僕にもある。
消しゴムで消すみたいに、自分の一部をまるごと無かったことにできたらいいのにと、何度も願った。

でも、ここで先に言っておく。消そうとするほど、人生は苦しくなる。
責めたいんじゃない。僕がそうやって、自分で自分を苦しめてきたから書いている。

ダメだと思っている自分は、本当にただダメなだけなのか

あなたがダメだと決めつけている自分は、
——本当に、ただダメなだけなのか。

逃げたのは、怖かったからだ。
——怠けたのは、もう限界だったからだ。

傷つきたくなかった。
これ以上、無理をしたくなかった。
本当は、ずっと前から休みたかった。

消したい自分の奥には、必ず、声がある。
——まだ言葉になっていない、あなた自身の声が。

表面だけ消しても、同じ「ダメな自分」は何度でも戻ってくる。
——根っこを聴いていないんだから、当たり前だ。

切り捨てるほど、内側で戦争が起きる

強い自分だけを残そうとする。
弱い自分を、追い出そうとする。

——でも、弱い自分も、まぎれもなくあなただ。

自分の一部を敵に回すほど、人は内側から二つに割れていく。
外から見れば同じ一人でも、中では「こうあるべき自分」と「ダメな自分」が、毎日ずっと殴り合っている。

僕にも、その戦争があった。理想だけ高くて、届かない自分を毎晩責めて、
責めた分だけ動けなくなって、動けない自分をまた責める。その繰り返しで、何年も過ぎた。

——いちばん力を奪っていたのは、ダメな自分そのものじゃなかった。

消そうとして自分の中で起こし続けていた、この戦争のほうだ。
——正直に言うと、僕も完成した人じゃない。それでも、消すのをやめた日から、戦争はやっと静かになり始めた。

甘やかすことでも、言い訳でもない

世の中は「弱音を吐くな」と言う。
「すぐ前を向け」「気持ちを切り替えろ」と言う。
——でも、見ないふりで切り替えたものは、消えてはいない。あなたの奥に沈むだけだ。

向き合うのは、甘やかすことでも、言い訳をならべて立ち止まることでもない。
なぜそうなったのかをまっすぐ見て、そのうえで、これからどうするかを自分で決める。それが向き合うということだ。

理由を見るのは、足を止めることじゃない。
——むしろ、ちゃんと前へ進むための、いちばん地に足のついた準備だ。

理由を見ないまま気合いだけで突っ走れば、また同じ壁の前に立たされる。
——傷を見ずに走り続けた足は、結局いつか止まる。

ダメな自分を消すんじゃない。痛みを見て、立て直す

RE:STARTは、
ダメな自分を消す場所じゃない。

ダメだと思い込んでいた自分の奥にある痛みや理由を、
——立ち止まって、聴く場所だ。

消した自分の上に立つ人生は、いつかぐらつく。抱えたまま立て直した人生は、もう簡単には崩れない。

弱さも、逃げも、ぜんぶ連れたまま、次にどこへ向かうかを自分で決める。
——切り捨てるんじゃなく、全部連れていく。それが、本来のあなたに戻るということだ。

その自分は、何を怖がっていたか

あなたが消したいと思っている自分は、どんな自分だろう。
その自分は、いったい何を怖がっているのだろう。

いきなり変えなくていい。まず、その自分が何を怖がっていたのかを、一言だけでも言葉にしてみる。
——消すのではなく、見る。それが、ダメな自分を消す代わりにできる、小さくて確かな最初の一歩だ。

ダメな自分を、
消さなくていい。

ちゃんと聴けば、そこにも理由がある。その理由ごと、あなたなんだ。
——すぐには変わらない。でも、消すのをやめた今日から、もう戦争は静かになっていく。

— Next Step

消す代わりに、見る。今日から、少しずつ

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— RE:START

人生は、何度でも始め直せる。

読んで気づいたことを、自分の言葉にする場所があります。
誰かに相談する前に、まず自分の声を聴く。それだけでいい。